(SKE48のチームSと、NMB48のチームNが先行しているので、夫々チームSⅡ、チームNⅡと言う)
今回集中的に観て、メンバーの顔と名前と愛称がほぼ全員一致した。コールの仕方も大体憶えた。昨今チームSⅡは日本でもAKB関連サイトや、アメーバや雑誌媒体で取り上げられるので、顔と名前が知られて来たが、去年入った二期生中心のチームNⅡは未だ殆ど知られていないが、こちらもすごく可愛い。SⅡより年齢層が少し上で、或る程度芸歴の有る子が参加している感じが有り、公演時の客の扱いが結構上手く、歌もダンスもSⅡと左程遜色無い。
皆さんも週末上海にいたら、行って見てください。VIP席168元(普通席80元)と決して安くは無いですが、その価値は有ります。地下鉄10号線の海倫路で降りて、嘉興路にSNH星夢劇院が有ります。今ならまだそんなに一般的な人気があるわけではないので、ふらっと行っても大体席が有ります。当日券が有れば、開演二時間前から販売します。公演日程は、こちらでチェック!ネット予約は出来ます。http://www.snh48.com/
SNH48TeamSⅡ |
岩波文庫の「国際政治」上中下という、モーゲンソーの本が出たので、3冊3000円以上もする高い本だが、買って読んでいる。AKBの劇場公演が3000円で2時間なので、3000円で読むのに何日も掛かるから、コストパフォーマンスは良いと言えるだろう。AKBの公演は倍率が概ね100倍以上なので滅多に当たらないが、モーゲンソーの本は大き目の本屋さんに行けば、文化果つるど田舎でない限り、買えるので、みんなぜひチェックしてね!
内容的には、中嶋嶺雄先生に読まされた、E.H.カーの「危機の20年」(これも最近岩波文庫から新訳が出た)とかぶってる感じ。題材が共通なところが多いので仕方ないが。「リアリズムとユートピアリズム」の話が殆どそっくり。でも、英国人と、米国に逃げて来たドイツ人(ユダヤ系)の違いが有る。私的には英国人の見方の方が圧倒的に共感出来る。日本は矢張り大陸国家の周辺国の島国である英国と似た立場なのかもしれない。
さて国際にしろ、国内にしろ、政治は権力闘争と捉えているのは良いとして、その次の闘争の形態を列挙する部分での「帝国主義」の定義が非常に引っ掛かる。モーゲンソーによると、「帝国主義」は「現状を打破する」目的で、「力関係を逆転する」ために発動される政策だという。それで、「現状を維持しようとする」政策は帝国主義でない、と定義する。それから経済的な要素だけで「帝国主義」を定義するマルクス主義の帝国主義論を批判し、「帝国主義」には「局地的」、「大陸的」、「地球的」な3タイプに分けられ、その方法として、「軍事帝国主義」、「経済帝国主義」、「文化帝国主義」があると言う。
これはちょっと考えると訳の判らないたわごとである。誰が経済的目的でなく帝国主義政策を取るか。国内の経済的問題を解決するために領土拡張をし、領土を保全するために軍事進出をするのであり、世界の経済支配を維持するために、軍事力を保持するのでは有りませんか。
例えば英国が18世紀に次々に植民地を取得したのは「帝国主義」的だが、それらを維持強化しようとした19世紀からの一連の政策は「帝国主義」でない、と言う訳だ。これはおかしい。「帝国維持主義」が帝国主義でないならば、植民地は、帝国の支配受け続けても、帝国を永遠に「帝国主義」と言えないことになる。
これは露骨に第二次世界大戦時のドイツ、日本、イタリアだけが帝国主義であり、英国、米国は帝国を維持しているだけだから、帝国主義でない、と言うための、似而非理論だ。米国や英国の戦争が反帝国主義戦争で、その他の国が国際秩序を変えようとするのは帝国主義である、と言わんがための方便であり、学問の名を借りた政治プロパガンダである。
最近も、本来戦後レジームからの脱却を標榜し靖国神社を参拝した安倍首相への支配を強めるため、米国が、韓国の朴クネ大統領や中国共産党と連携して、第二次世界大戦後の世界秩序を壊そうとするたくらみは悪だ、というキャンペーンを張っている。余程のナイーブな左翼でも無い限り、真に受ける奴はいない。
こんな与太話に、有る程度人生を経験した大人なら、学問が無くても誰も騙されない。もう一つ例を挙げれば、サミュエル・ハンチントンが、「文明の衝突」で「日本文明」と「中華文明」は別だなどと、無理に日本を持ち上げているのは、日本と中国を分断して力を弱めて統治しようとする政策の提灯持ちをしている、米帝の世界支配に都合の良い御用学者の似而非学問だ。
馬鹿馬鹿しい。日本文明などと言うものが有るものか。「日本文化」は「中華文明」の周辺に派生した地域文化で、朝鮮やベトナムやチベット文化と同じ様なものだ。その背骨(Backbone)は「儒教」と「道教」(=神道)で、全部中華文明からの借物だ。当たり前ではないか。
などと言いつつ、モーゲンソーの本は割りと面白いので、引き続き読む。
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やはりアメリカという国は、ユダヤ人が世界を支配するために、ヨーロッパを抜け出してひそかに集結し、作った国なのではないか?などというと陰謀論と言われるが、そもそも、陰謀なんて無いよ、というのは外でもない陰謀家たちが、自分の陰謀を糊塗せんがために言うことなので土台信用出来ない。注意するに越したことは無い。人間50歳にもなると、一通り騙されて来ているので、人を簡単には信用しなくなる。
例えば中国には余りにも詐欺師、ペテン師(「騙子」)が多いので、中国人は若くして本当に人を信用しない。子供が車にはねられて道に倒れていても、うっかり助けようと手を出すと、それは多分罠であり、子供に怪我をさせたと難癖をつけられ、お金を取られるから、皆避けて通っている様子の映像が問題になったが、あれは悪いこととは言えない。悪いというなら、若し詐欺の被害に逢ったら、あなたが助けてくれるのか?助けてくれないのなら、批難は出来ないだろう。どうですか。
以上、やっぱり更新は連休中になってしまった。びんぼーヒマなし
chichi
2014.5.1.
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